不倫慰謝料に関する問題について、次のようなお悩みを抱えている方は多いはずです。
この記事では、不倫慰謝料に関する問題で弁護士に依頼することで解決できることや弁護士に依頼するタイミングなどをご説明します。
不倫慰謝料で弁護士に依頼をすると何が解決する?
不倫慰謝料に関する問題は、弁護士に依頼することで次のような問題が解決します。
煩わしい書類作成から解放される!
不倫慰謝料請求では、書面作成がつきものです。
例えば、次のようなものがあります。
- 慰謝料を請求する内容証明の作成
- 不倫の事実を認めた念書や誓約書の作成
- 不倫の事実を示す証拠の作成
- 解決の際の示談書や合意書の作成
- 公正証書の作成 など
弁護士に依頼すれば、煩わしい書面作成から解放され、法的に有効な書面が作れます。
相手方と直接会ったり、話したりせずに済む!
当事者同士の話し合いでは、感情的になり交渉が進まないことや話し合いに応じてもらえないことがあります。
弁護士に依頼すれば、弁護士が窓口となるため、相手方と直接連絡を取らずに交渉が進められます。話し合いに応じてもらえない場合は、裁判手続により解決します。
総合的にサポートできるのは弁護士だけ!
書面の作成だけであれば、行政書士や司法書士もできます。
また、認定司法書士であれば、140万円までの交渉や裁判対応も可能です。
しかし、行政書士は交渉できません。司法書士に依頼したことで適正な金額が請求できない場合があります。
弁護士であれば、書面作成から請求金額に制限されずに交渉、裁判対応ができ、解決までトータルでサポートします。
裁判例に沿った適正な慰謝料額での解決ができる!
弁護士に依頼すれば、請求する側、請求される側いずれの場合でも、不倫の事実関係や証拠、これまでの夫婦関係に基づいて裁判例に沿った適正な慰謝料額で解決できます。
また、法外な請求により将来起こりうるトラブルや、不当な払い過ぎを防げます。
請求相手の住所がわからなくても調べられる!
請求相手の氏名や住所がわからなくても、弁護士に依頼することで携帯番号や自動車のナンバーから請求相手を特定できる場合があります。
不倫慰謝料の金額以外の取り決めもできる!
弁護士に依頼することで、不倫慰謝料の金額以外についても交渉によって取り決めができます。具体的には次のような事項です。
- 交際の中止について
- 接触禁止
- 口外禁止
- 違約金の設定 など
不倫慰謝料で弁護士に依頼をするタイミング
では、弁護士に依頼する一番良いタイミングはいつでしょうか。
ここでは、不倫慰謝料で弁護士に依頼するタイミングについて、以下の2点に分けてご説明します。
- 不倫慰謝料を請求する場合
- 不倫慰謝料を請求された場合
不倫慰謝料を請求する場合
不倫慰謝料を請求するには、不貞行為の事実が証明できなければなりません。
不貞行為とは、配偶者のいる者が、配偶者以外の者と自由な意思で肉体関係を結ぶことです。
また、不倫慰謝料請求には、時効があります。
不貞行為の事実を知ったときおよび不倫相手を知ったときから3年が経過すると慰謝料の請求ができなくなります。
そのため、不貞行為の事実を証明できる証拠がそろいしだい弁護士に依頼すべきでしょう。
浮気・不倫による慰謝料請求をされたい方はこちらの記事も読んでみてください。
浮気・不倫慰謝料を請求したい方へ|ネクスパート法律事務所仙台オフィス
不倫慰謝料を請求された場合
不倫慰謝料を請求された場合、弁護士に依頼するタイミングはできる限り早い方がよいでしょう。
最も良いタイミングは、請求側から書面が届いたときです。
直接呼び出されたり、電話での会話中に慰謝料を請求されたりした場合は、その場で回答せずに書面で請求内容を提示するよう求めましょう。
浮気・不倫による慰謝料を請求された方はこちらの記事も読んでみてください。
浮気・不倫慰謝料を請求された方へ|ネクスパート法律事務所仙台オフィス
不倫慰謝料の請求を弁護士に依頼するメリット・デメリット
次に、不倫慰謝料の請求を弁護士に依頼するメリットとデメリットについてご説明します。
弁護士に依頼する3つのメリット
不倫慰謝料の請求について、弁護士に依頼することで得られるメリットは次の3つです。
精神的な負担が軽減する
相手方との直接的な交渉は、請求する側、請求される側いずれの場合でも感情的になってしまうものです。交渉時の相手方の態度によってはさらに精神的な負担がかかります。
弁護士に依頼することで、精神的な負担が軽減されます。
早期解決ができる
当事者同士の交渉では、話し合いがスムーズ進まなかったり、連絡が取れなくなってしまったりすることがあります。
弁護士に依頼することで、法的なアプローチにより早期に解決できます。
証拠についてアドバイスがもらえる
不倫慰謝料を請求する側、請求される側、それぞれの立場や状況によって必要となる証拠は変わってきます。
弁護士に依頼することで、適宜必要な証拠についてアドバイスをもらえます。
弁護士に依頼する唯一のデメリット
不倫慰謝料の請求について、弁護士に依頼する唯一のデメリットは弁護士費用がかかることです。
ネクスパート法律事務所仙台オフィスでは、不倫慰謝料を請求する場合は、着手金はかかりません。また、不倫慰謝料を請求されている場合は、返金保証制度を導入しています。
不倫慰謝料問題を弁護士に相談する流れ
不倫慰謝料問題にお困りで、当事務所へご相談されたい場合は、次の流れでお問い合わせください。
お気軽にお問合せください
ご相談のお問い合わせは、お電話またはメールにて受け付けております。
お電話でのお問い合わせ
担当のオペレーターが、ご相談の内容を簡単にヒアリングさせていただきます。
その後、事務局より日程調整のご連絡をいたします。また、その際に、ご相談時によりスムーズに対応できるよう、さらに詳しい相談内容をご確認させていただく場合がございます。
メールでのお問い合わせ
お問い合わせフォームより、ご相談内容を入力しご送信ください。
当事務所で内容を確認させていただいた後、日程調整のご連絡をメールまたはお電話にていたします。
相談までに準備しておきたいこと|不倫慰謝料を請求した場合
不倫による慰謝料請求をお考えの方は、弁護士に相談する前に次の3つを準備すると良いでしょう。
証拠の確保
事前に不貞行為の事実を証明できる証拠があると良いです。
不貞行為の事実を証明する証拠の例は次のとおりです。
- 不貞を認めた念書やボイスレコーダー
- 不貞行為があったと推認できるメールやLINEなどメッセージのやりとり
- 不貞行為中の写真や動画
- ホテルや不貞相手の家に宿泊する様子などを撮影した写真や動画
- 探偵や興信所などの調査報告書 など
不倫相手の氏名や連絡先の確認
弁護士において電話番号や自動車のナンバーから氏名や住所を調査できますが、できれば事前に氏名と住所などの連絡先がわかっているとスムーズです。
今後の夫婦関係について検討する
夫婦が離婚するかどうかによって、慰謝料の相場が変わります。
また、不倫相手が慰謝料を全額支払った場合、不倫相手は交際していた配偶者に対して、支払った慰謝料の一部を負担するよう請求できます(求償権)。離婚しない場合は、不貞相手の求償権について考慮した交渉をします。
このように今後の夫婦関係も慰謝料請求の重要なポイントになるので、あらかじめ方向性を決めているとよいでしょう。
相談までに準備しておきたいこと|不倫慰謝料を請求された場合
不倫による慰謝料請求をされた方は、弁護士に相談する前に次の2つを準備すると良いでしょう。
不貞行為の事実があったかどうかの把握
不貞行為がなければ、不倫慰謝料を支払う必要はありません。
不貞行為の典型例は挿入をともなう性行為です。また、性交類似行為も不貞行為とみなされます。
ご自身の行為を振り返り、不貞行為があったのか、あった場合は、いつからどのくらいの頻度だったのかなどまとめておくと良いでしょう。
誰(どこ)から、どのように、どんな内容で不倫慰謝料を請求されているかの把握
当たり前のことに感じるかもしれませんが、突然、不倫慰謝料を請求され、焦ったり、不安になったり、または激高してしまい、きちんと現状を把握できていない場合があります。
- 誰(どこ)から請求されたか
書面で不倫慰謝料を請求された場合、配偶者本人、弁護士などの代理人、裁判所の誰が差出人かを確認しましょう。
- どのような方法で
口頭や電話、メッセージやLINEなどのメッセージ、書面のどの方法で不倫慰謝料を請求してきているのかを把握しましょう。
- どんな内容か
不倫慰謝料を請求してきた理由に事実と異なる点はないか、具体的に何を要求しているのかを確認しましょう。
ご来所またはオンラインでの面談相談
初回の法律相談料は30分無料です。
初回のご相談では、以下のような内容を確認し、ご案内させていただきます。
- 不貞行為の有無や経緯などの確認
- どのような解決を望まれているのか
- ご要望にお応えできるかどうか
- 解決方法のご提案
- 解決までの流れ
- 慰謝料の相場
- 弁護士費用のご説明
- ご依頼の意思確認 など
当事務所が不倫慰謝料問題を扱う上で心がけている3つのこと
ネクスパート法律事務所仙台オフィスの弁護士は次の3つのことを心がけて、不貞慰謝料問題を取り扱っています。
相談者のお話をしっかりと聞きます
不倫慰謝料を請求したいと考えている方でも、できれば穏便に済ませたいと思われている方もいれば、逆に徹底的に争いたいと思われている方もおりさまざまです。
ご来所いただいた相談者のお話をしっかりと聞くことで、本当に求めているもの、大切にしたいと考えているポイントを引き出せるよう心がけています。
解決方法は複数の選択肢を提案します
問題を解決する方法は1つとは限りません。
可能な限り解決に導く選択肢を複数ご提案し、より相談者の事情に合った解決ができるよう心がけています。
粘り強く交渉します
例えば、不倫慰謝料を請求されている場合、立証責任は基本的には請求する側にあります。
不倫を裏付ける証拠が不十分であると感じれば、相手の主張をひとつずつ否定していくなどし、粘り強い交渉を心がけています。
まとめ
- 配偶者の不倫が発覚し、慰謝料を請求したい
- 配偶者に不倫が発覚し、慰謝料請求を受けている
いずれの場合でも弁護士がお役に立てます。
相手方と直接交渉するには、時間や労力がかかり、精神的にも負担がかります。
より早く、納得できる解決のためにも、まずは弁護士に相談してみてはいかがでしょうか。