旦那の浮気が発覚して、すぐに旦那を問い詰めよう、離婚しようと考えている方もいらっしゃるでしょう。しかし、何の準備もなく浮気を問い詰めても、言い逃れや逆上するなどして離婚の話は上手く進まない可能性もあります。
旦那の浮気が発覚した場合でも、いったん冷静になって話し合いの準備をすることが重要です。この記事では、旦那の浮気が発覚したときに考えるべきこと、話し合いをする際に気を付けるべき点などについて解説します。浮気を理由に離婚の話し合いをしようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
旦那が浮気している時のサインとは
旦那の浮気を見破るためには、日常でのサインを見逃さないことが重要です。浮気サインとしては、次のようなものが挙げられます。
- 残業や休日出勤
- 帰宅後の様子
- スマホを手放さない
- 出費が増えた
- 身だしなみの変化
思い当たる内容のある方もいらっしゃるでしょう。以下では、それぞれの内容を具体的に解説します。
残業や休日出勤
それまでには無かった残業や休日出勤が突然増えた場合には注意が必要です。旦那が本当に出勤しているのか、残業や休日出勤が増えた分が給与に反映されているのかなどをチェックするようにしましょう。状況が許すのであれば、職場の様子を見に行くのも有効です。
帰宅後の様子
急に口数が増えた、逆に口数が減ったなど、帰宅後の様子が突然変化するのも浮気が疑われる行動と言えるでしょう。何かやましい気持ちがあるために自分を取り繕おうとして、逆に不自然な行動をしてしまうのです。浮気が疑わしい場合には、何かいつもと変わった様子はないかなど、旦那の細かい変化も見逃さないようにしましょう。
スマホを手放さない
トイレや風呂に行くにもスマホを手放さない、スマホを置く際には画面を下向きにするなどの行動も浮気のサインの1つです。これまで、自宅でスマホをほとんど見ていなかった旦那がスマホから目を離さないのは、浮気相手と連絡をやり取りしている可能性が高いと言えるでしょう。
出費が増えた
急に預貯金の残高が減ったなど、旦那の出費が増えた場合にも注意が必要でしょう。浮気相手と関係を続けるためには、外食代、ホテル代などの出費が多くなります。
出費があるのに、物を買った様子がないような場合などは、何にお金を使っているのかを探ってみることをおすすめします。クレジットカードの明細などで浮気が発覚するケースもあります。
身だしなみの変化
急に身だしなみに気を使うようになった、服装の好みが変わったというのも、浮気相手の影響を受けている可能性があります。特に休日にもかかわらず、身だしなみを整えて出かけることが続くような場合には注意が必要でしょう。
旦那の浮気が発覚した時に考えること
旦那の様子などから浮気が発覚しても、何も考えずに問い詰めることはおすすめできません。いったん冷静になり、今後の行動を考えるようにしましょう。浮気が発覚した場合に考えるべきことは、主に次の3点です。
- 証拠の確保
- 離婚するかしないか
- 慰謝料を請求するかしないか
これらの内容について、自分なりの結論を出したうえで行動することが重要です。具体的にどのようなことを考えるべきかについては、以下で具体的に解説します。
証拠の確保
旦那の浮気が発覚したら、まずは、確実な証拠を確保することを考えましょう。浮気を問い詰めても、確実な証拠がなければ簡単に言い逃れされてしまうこともあります。話し合いがもつれて裁判になるような場合には、証拠が有るか無いかは最も重要なポイントとなります。
一度、浮気を問い詰めてしまうと、旦那は警戒して証拠を掴むのが難しくなるでしょう。旦那が警戒していないうちに、いかに確実な証拠を掴むことができるか否かが重要です。
離婚するかしないか
浮気で離婚するのかしないのかによって、話し合いの方向性は大きく異なります。話し合いを始める前に、自分としては離婚するつもりなのか、離婚まではしないつもりなのかはよく考えておくようにしましょう。
どうしても離婚を避けたい場合には、浮気が発覚しても見てみないふりをしなければならない場合もあるかもしれません。逆に、離婚を決意しているような場合には、より冷静に証拠を集めるなど今後の手続きが有利に進められるような行動をする必要があります。
慰謝料を請求するかしないか
離婚をするにしても、しないにしても、慰謝料を請求することは可能です。慰謝料を請求するのか、する場合には、旦那に対してなのか浮気相手に対してなのかも考えておくようにしましょう。
浮気相手への慰謝料請求を検討している場合には、浮気相手の身元を掴まなくてはなりません。少なくとも名前と住所がわからなければ慰謝料請求は難しくなってしまいます。
旦那の浮気で離婚する場合の慰謝料相場
旦那の浮気で離婚する場合の慰謝料の相場は「50〜300万円」ほどです。浮気で離婚する場合でも、具体的な内容は様々なので慰謝料の相場には大きな幅があります。具体的な慰謝料の額は次のような事情を考慮して決定されます。
- 浮気の回数、期間
- 浮気が夫婦関係に与えた影響
- 婚姻期間
- 子どもの有無、年齢
- 夫婦の財産状況
実際に、どの程度の慰謝料になるのかを知りたい方は、弁護士に相談することをおすすめします。ネクスパート法律事務所仙台オフィスでは、離婚問題について無料相談をお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
旦那の浮気が発覚した時に気を付けること
これまでもお伝えしてきましたが、旦那の浮気が発覚してもすぐに問い詰めるなどしてはいけません。ここでは、浮気が発覚した時に気を付けるべきことを具体的に解説します。
証拠を確保するまでは問い詰めない
浮気が発覚しても、証拠を確保する前に問い詰めてしまうと、その後は証拠を確保するのが難しくなります。すぐに問い詰めたい気持ちを抑えて、冷静に証拠を集めることが重要です。
離婚を考えている場合には、浮気の証拠だけでなく、離婚の際に必要となる旦那の財産関係の証拠も抑えておくようにしましょう。この段階で確保する証拠によってその後の手続きの流れが決まってくると言っても過言ではありません。
浮気相手への暴言や強要に注意する
浮気が発覚して冷静さを失って、浮気相手への暴言や強要があると、逆に訴えられてしまう可能性すらあります。浮気相手だけでなく旦那に対しても、自分の行き過ぎた言動で浮気を追及するという有利な立場を失うことがないようにしましょう。
離婚しない場合でも慰謝料は請求可能
浮気の問題については、離婚と慰謝料の問題を別個に考えることが可能です。離婚をしない場合でも慰謝料を請求することはできるので、離婚を考えていないときでも慰謝料の請求については検討してみるようにしましょう。
まとめ
旦那の浮気が発覚した場合にすべきことをまとめました。旦那の浮気が発覚した場合、いったん冷静に行動できるかで離婚や慰謝料についての話し合いが上手く進むか否かが決まります。すぐに問い詰めたい気持ちは当然のことですが、冷静に判断して行動していただければと思います。
浮気が発覚してどのように行動すべきか不安のある方は弁護士に相談することもおすすめです。ネクスパート法律事務所仙台オフィスでは、無料相談をお受けしておりますので、お問い合わせ頂ければ幸いです。